モッツアレッラチーズ
今日は、イタリアを代表するパルメザンチーズに並ぶ有名なチーズ、モッツアレッラチーズのお話です。
最近では、牛乳だけで作られることが多くなりましたが、元々は水牛の乳のみで作られていて、ジャコウとジャスミンの混ざった独特な香りがするフレッシュチーズです。水牛乳は普通の牛乳より2倍の脂肪分、1.5倍のタンパク質があり非常に濃厚な乳で、チーズにすると脂肪分は40パーセントから45パーセントを占め、見た目の軽さからは想像できない程、実は意外に重いチーズなのです。
水牛の乳100%のモッツアレッラは、モッツアレッラ・ディ・ブッファラ、
水牛と牛乳の混合(最低30パーセントの水牛乳が含まれているもの)をモッツアレッラ、
乳牛の乳だけでできているものは、モッツアレッラ・フィオーレ・ディ・ラッテと呼びます。
この3種類のモッツアレッラの見分け方を簡単に説明してみると、
モッツアレッラ・ディ・ブッファラは色が白く、弾力性があり、表面に薄い膜が張っていて、切ると水分が出てきます。
普通のモッツアレッラは白または、黄色がかったクリーム色をしていて、弾力性はあまりなく、表面は若干皮のようなものができています。切ると若干水分がにじむくらいにでます。
モッツアレッラ・フィオーレ・ディ・ラッテはクリーム色をしていて、弾力は全くありません。表面にも膜は張っておらず、水分も含んでいません。
これらのモッツアレッラはお店では水の中に浮かべて、お豆腐のように売られています。
生なので1週間ぐらいしか持たないフレッシュチーズです。
イタリア語のみですが、モッツアレッラの作り方が紹介されているのでご覧になってください。