イタリア マルケ州 アスコリ・ピチェーノ

今日は、私が暮らしている街、アスコリ・ピチェーノ市をご紹介します。

アスコリ·ピチェーノ

アスコリはイタリア中部のマルケ州というところにあり、ブーツで例えると丁度、ふくろはぎにあたる辺りにあります。

アスコリピチェーノ2

 

 

 

 

 

 

 

アスコリ・ピチェーノ県の県庁所在地にあたるアスコリ・ピチェーノ市。

人口は約5~6万人のとても小さな町。中心部の古い町並みは直径で2キロもなく、数時間で端から端まで歩けてしまうほどですが、ローマ帝国時代から約2000年の間、外観を変えず昔の形のまま、ひっそりと美しく現存しています。
「世界の最も美しい広場10選」に常連の市民広場は中世から時間が止まってしまったかのような、息を飲む美しさです。

アスコリ市民広場

市民広場の美しさに劣らぬもう一つの広場、アッリンゴ広場。
アスコリ·アッリンゴ広場

市内にあるヴェンティディオ·バッソ劇場は、これぞまさに中世の歌劇場。こじんまりとしていながらも、歴史ある風格に圧倒されます。
アスコリ歌劇場

そして、忘れてはいけないのが、アスコリ名物「オリーブ·アスコラーノ」!

オリーブ·アスコラーノ

普通のオリーブより一回り大きなオリーブ·テネラ(テネラは柔らかいという意味)の中に、牛肉、豚肉、鶏肉をミックスしたひき肉をいれ、オリーブオイルで揚げた料理です。

アスコラーナのマンマたちは、各家庭に伝わる牛肉:豚肉:鶏肉の配分レシピをきちんと守り受け、後世に引き継いでいくため、同じ料理なのに各家庭で全然味が違うんです。

アスコリにお越しの際は、是非本場のオリーブ·アスコラーノを食べてみてください。他の町のレストランで出てくる物とは完全に別物です!

ローマからバスで3時間、2日もあれば全部が観光できてしまう小さな町アスコリ・ピチェーノ。

昼下がりにこの街の広場で飲むカップッチーノはプライスレス!